観光サイト
海外のお客様を迎える観光サイトの実践チェックリスト
私たちは、サイトをつくる側であると同時に、北海道トマムでWakaranai Lodgeを運営し、海外のお客様から届く質問に日々答える側でもあります。電車、雪、夕食、チェックイン、冬の北海道での移動など、国内のお客様には当たり前に見えることが、大きな不安になる場合があります。良い観光サイトは、予約を求める前にその不安を一つずつ減らします。

実際によく聞かれる質問から始める
役立つ英語サイトは、日本語サイトをすべて直訳したものとは限りません。まずは海外のお客様が判断に必要とする情報を整理します。自分に合う体験か、車がなくても行けるか、何を持参するか、悪天候の場合はどうなるか、といった内容です。
過去のメール、SNSのメッセージ、現場での質問を見返してみてください。同じ質問が繰り返されているなら、サイト上で情報が不足している可能性があります。
- 所在地と現実的なアクセス方法
- 季節、天候、服装、装備についての案内
- 料金に含まれるもの・含まれないもの、キャンセル規定
- 年齢、経験、バリアフリー、人数などの条件
- 問い合わせ・予約後の流れ
スマートフォンで迷わせない
旅行者は、空港や電車、ホテル間を移動しながら情報を探すことが多くあります。スマートフォン版はデスクトップ版の縮小ではなく、主な利用体験として考える必要があります。
重要な操作は片手でも届きやすくし、ボタンには内容が分かる言葉を使います。文字の間隔を確保し、予約画面で拡大操作や閉じにくいポップアップを強いないことも大切です。
翻訳ではなく、伝わる英語にする
機械翻訳でも基本情報は伝えられますが、観光では安心感や言葉の温度も重要です。直訳では、日本語の文構造や暗黙の前提が残り、旅行者にはなじみのない表現になることがあります。
ローカライズとは、同じ事業を異なるお客様に分かる形で説明することです。元の魅力を保ちながら、文化、場所、利用方法を丁寧に補います。
各ページに明確な次の行動を用意する
役立つページを読み終えた後、お客様が次に何をすべきか迷わないようにします。空室確認、質問、アクセス情報、プラン比較など、ページの役割に合った導線が必要です。
「こちら」ではなく「空室を確認する」のように、行動を具体的に示します。外部の予約システムへ移動する場合も、そのことが分かるようにしましょう。
具体的な情報で信頼をつくる
旅行者が信頼しやすいのは、最近の写真、スタッフの顔、明確な規約、実際の口コミ、現実的な説明など、確認できる情報です。どの会社にも当てはまる抽象的な表現だけでは、違いが伝わりません。
小さな宿なら、誰が迎えるのか、朝食はどのようなものかを紹介できます。アウトドア事業者なら、ガイド、安全への考え方、装備、一日の流れを見せることができます。「忘れられない体験」と書くより、その場所らしい小さな事実の方が信頼につながります。
公開前に検索の基礎を確認する
大切なページには、固有のタイトルと説明、一つの明確な見出し、関連ページへのリンク、画像の代替テキスト、正しいcanonical URL、サイトマップへの掲載が必要です。
公開後はSearch Consoleとアクセス解析を設定します。どのページから訪問され、どこで問い合わせが始まり、どの質問がメールで残っているかを確認しながら改善します。
